8月5日のクラシックの迷宮

創作の方法論としても何度も頷いてしまう。

感情を直で伝え、音楽で高揚させる作曲家。

あからさまな表現に対し「違うのではないか」と考え作り続けた作曲家も、音楽そのものの力で強い衝撃を与えるくらいのことをしなければ戦争の悲惨さや個人の体験の残酷さを、それを体験しない人に感じさせるのは難しい、と考えるようになり、模索する。

「もえる」という言葉が繰り返されるコーラスは、逃げられない、どうしようもできない恐怖を感じさせた。