ファイナルディスポジターって小説の中の敵味方どちらにも属しない独自理念で動く一匹狼みたいな名前じゃない?

 と言う訳でホロスコープに関する話題をちまちま読んでいると知らない言葉に行き当たった訳である。その名もファイナルディスポジター。なんだか物語の中盤で突然登場して乱戦状態の現状をどでかい銃で黙らせる一匹狼的裁定者みたいな名前だと思いました。イメージだけでものを言う。胡乱。

 実際に何だったのかというと、個人天体の属するハウスの支配星(ルーラー)を見て、その支配星が属するハウスを見て、そのハウスが何座かを見て、その星座の支配星を見て……というのを10天体でやっていくと系統樹っぽいものが出来上がったり出来上がらなかったりするわけです。その最後に行きつく先がファイナルディスポジター。なるほど、最後に辿りつく星ってことか……。ちなみに1つの天体に収斂せず個人天体それぞれがバラバラのファイナルディスポジターを持つこともあるそう。

 で、こうして文章を書いているからには何か胸にハッとするような結果を見た訳です。太陽のファイナルディスポジターは水星。月のも水星。そして水星金星以下冥王星までのファイナルディスポジターは全て月。みんなが「月ー!」と月の名を呼んで相談しに行ったら、太陽と月が水星の両手をガッと取ってキャッキャウフフとくるくる回るような、そんな……なんかね、支配星という存在を知って自分で太陽と月だけでも辿ってみた時に緊密な循環関係を築いている……これは一体……と思ってたけどこういうことだったのか。

 月「清く! 正しく! 塵ひとつない精神の安寧を!」

 水星「そこに本さえあればいい!」

 昨年、膵臓に経過観察要素を持っていることが発覚して以来、定期的にモノを手放し部屋を片付け身辺整理をしているのだけれども、その最終形態として目指す部屋がまさしく月&水星の目指す形だったので、清潔がストレスを取り除くんだなと、自分の中のシステムが明文化された感じです。

 ええ、ちなみにどうやったら人生の大目的として心の安定を得ることができるかの話、ホロスコープ的には私、対等な友人を持ち適切な愛情と関係を築くことなのですが、精神の安らぎ、本と知、対等な友人、これ全部実践してる人を最近知っている。アルハイゼンだ。私のホロスコープはアルカヴェか?

 アルハイゼンの生き方は自分にとってひとつこうなりたいロールモデルなんじゃないかと思う今日この頃です。